準快の汚部屋

クソみたいな備忘録

茨城から日帰りでさっぽろ雪まつり行ってみた

久しぶりの旅行記更新です。なんか北海道行きてぇ!って思ったことはありませんか?私は過去に1度だけ函館に訪問したことがありますが、それだけでは物足りず、以前から行きたいなぁと思っていました。理由?理由なんていらねぇだろ。己の本能が行きたいって言ってんだ。

 

急遽日帰りすることになった

そもそも思いつきの旅とはいえ宿泊を伴う形での旅程を考えていて、そこにちょうどSKYセールというスカイマークの航空券セールが開催され、茨城空港発のチケットだけあらかじめ確保していました。しかし日程の都合で難しくなり、航空券をキャンセルしようとしたのですがSKYセールで購入したチケットはキャンセル不可(※)ということでもったいないなぁ、と思い日帰りで行ってみるか、となったわけです。(※ただし、キャンセルした場合は旅客施設使用料のみ返金されます)

まずは茨城空港

茨城空港に行くには基本的にバスを使います。自家用車がある人は無料の駐車場が使えますが、そうでない人はいずれかの駅からバスとなります。今回は水戸駅南口から高速バスで向かいました。8:15のバスは関東鉄道が運行ですが、なんと同じ時間の同じ乗り場から同じく関鉄運行のTMライナー筑波大学行きが出発するため気を付けましょう、目の前で空港経由便だと思って間違えて乗った人がいました。(※そんな便はありません)

8:15発TMライナー筑波大学行き

運賃は1070円。関鉄運行便はICカードが使えますが、茨城交通運行便は使えません(VISAとかは使えるようです)。荷物の積み込みなどで発車が遅れましたが、定刻の8:55着から5分程度くらい遅れて空港に到着しました。

こちらも8:15発茨城空港行き

ちょうど神戸から飛行機が到着したところのようで、空港内は少し混雑していましたが、そんなに並ぶこともなく保安検査場を通ってスムーズに出発ロビーへ。旅慣れしてる感を装っていますが、実は飛行機に初めて乗るのでちょっと緊張していました。といっても保安検査場を通過すれば電車とそんなに変わらんですね。ただしこの日は関東で大雪が見込まれていたため、茨城を15:00時以降に発つ便に関しては条件付き運航ということで運賃にかかわらず払い戻し可となっていました。自分が乗る便も対象になっていたらその時点で旅行取りやめのつもりでした。

ガルパン引退

ご存じの通り(?)茨城空港では飛行機に搭乗する際地上を歩いて飛行機に横付けされた階段を上って搭乗します。そしてこの階段などが付いた空港車両にはガルパンの絵柄がラッピングされているのですが、なんと偶然にも搭乗翌日の2月6日から順次置き換えされるとのことで、おそらく自分にとっては最初で最後の機会となってしまいました。ガルパン自体すでに10年経っているのでそろそろなのかなぁという気はしますが、またコラボやってくれるといいですね。

ガルパン

SKY791便

この日の機体はB737-800でした。あんまり飛行機に詳しくないですが一般的な新幹線と同じくらいの大きさって印象ですね。予定どおり茨城空港を離陸し、空から見る茨城の景色を期待していたんですが、前述のとおり天気が悪くすぐに雲の中に入ってしまいなにも見えませんでした...。また乱気流のためしばらくベルト着用サインが消えず、ただ白い窓を見つめるだけの時間が30分ほど続きました。サインが消えてすぐにスカイマークおなじみのキットカットが配布されているとやっと雲が抜けて北海道が見えてきました。苫小牧に停泊するさんふらわぁを発見すればもうまもなく新千歳。そのまま降下していき10:57ごろ着陸、ほぼ定刻通りに到着し人生初のフライトが無事終わりました。

はじめての飛行機

北海道函館付近(多分)


飛行機振り替えで大混雑

本来なら降りてそのまま駅へ直行なのですが、いろいろありまして新千歳で手続きを済ませる必要があり、空港カウンターへ行かねばならなかったのですがこれが雪予報の影響なのか大混雑。長い列に並ぶ羽目になり、11時過ぎの快速エアポート号で札幌へ向かうはずが結局12:30の電車になってしまうという大誤算。日帰りでもともと滞在時間が短めなのに、しょっぱなから無駄に時間を消費してしまった。。。

積雪はあるものの澄んだ青空が広がる千歳


KitacaでGO!

全国の交通系ICカードを集めており、まだ未購入だったJR北海道発行のKitaca新千歳空港駅で購入。そのまま札幌までの乗車券として使用。乗ってみて感じたことは、快速でも時間がかかるなぁということ。今度のダイヤ改正快速エアポートの本数が増えるとのことですが、なんかのニュースで「増発するよりもっと速くしてほしい」って乗客からの声が取り上げられていたのを見てなるほどな、と感じました。でも空港から札幌駅まで46kmもあるのにこれ以上早くしろなんて無謀かなぁ、やっぱ北海道は距離感覚おかしいよ。

最初の列車

北海道がいかに広いか見せつける例の地図

雪まつりセイコーマート

南北線で移動

これかっこいいな

今回の目的は主に3つ。ひとつは表題にある通り、さっぽろ雪まつりを見ること。もう一つはそれに合わせて期間限定で運行される札幌市電の「雪ミク電車」に乗ること。最後に、セイコーマートで買い物です。

まずさっぽろ雪まつりですが、こちらは3会場に分かれています。雪像が並んだ大通会場、これがもっとも有名ですね。次にすすきの会場、こちらは氷像が並ぶエリアとなります。最後につどーむ会場、これは丘珠空港の近くにある公園で開かれる、雪の滑り台など体験型の施設が展開されるエリアです。つどーむ会場のみ札幌駅から離れており、内容も比較的子供向けのため今回はすすきの会場と大通会場に絞って見学することにしました。先にすすきの会場へ向かうため、札幌市営地下鉄南北線を利用してすすきのへ。電車を降りて地上に上がるとありました。

いきなりビール


一通り見た後雪ミク電車を探そうということでとりあえず来た市電に乗って探してみることに。するとすぐにお目当ての電車とすれ違い、運行中であることを確認。どうやら平日は内回り、土休日は外回りを循環しているようです。調べてみると時刻表が公開されてるんですね、てっきり非公開だと思ってとりあえず探そうとしていたので無駄に時間食うところでした。雪ミク電車の居場所が分かったところでいったん大通会場に移動します。するとかなりの人でごった返していました。あんまり長居できないので、事前に調べて見ておきたいと思っていた雪像をさっさと巡ろうと歩くと足を滑らせて転びそうに。ブーツを履いてきたとはいえ足元が悪いですね。

最初に見た市電

ブルアカやってないけど一応....(撮ってる人多かった

日立物流

雪ミク2024

会場を1往復する順路が敷かれていますが、基本的には片道歩くだけでおおむね見たい雪像は見れるようになっており、私は西11丁目あたりで会場から離脱。雪ミク電車が来るまで時間があるのでこの間にセイコーマートで買い物します。

東西線西11丁目駅

セイコーマートは北海道のコンビニとして知られていますが、埼玉と茨城にもあります。なんならさっきの茨城空港内にもあるのになぜわざわざここで買い物をするのか。理由は北海道でしか発売されない商品があるからです。今回のお目当て商品はこちら。

おにぎりの下が新商品ブラックラーメン

このブラックラーメンは北海道内のみ取り扱いということで関東では購入できないためこの機会にと思い購入しました。

そして雪ミク電車がやってきました。ところが乗ってみるととんでもない混雑。途中では積み残しが出るほどでした。それと車内は基本的にほかと同じですが、声優さんのサインがあったり広告があるようです。ただ前述の通りあまりの混雑で見るのは断念しました。乗れただけでも良しとしよう。

帰りの時間が迫るが、

駅に戻る途中でテレビ塔を見る(撮影時間が惜しい)

寒いけど澄んだ青空(と札幌駅南側)

帰りの飛行機は新千歳17:30発。50分前には空港に到着するべきと考えて16:00発の快速エアポートで札幌を後にします。立客が出るかどうかくらいの混雑で定刻に新千歳空港駅に到着。約4時間ぶりに戻ってきました。で空港に戻ってきて簡単にお土産を買って運航案内板を見上げてみると、

天 候 調 査 中

の表示が。まぁそれ自体は想定内だったんですがもともと乗ろうと考えていたAIRDO便がすべて欠航となり、振替えたANA便も結局条件付き運航ということでなんとも微妙な感じ。機材変更と出発時間20分延の通知が届きましたが、とりあえず羽田に着いてくれさえすれば問題ないので特に気にせず。ただそのあと常磐特急に間に合わないと帰れなくなり結局東京で一泊するハメになるのでそれだけは避けたい。

ANA74便に乗りたい

降雪の中着陸

結論から言うと約20分遅れながらも羽田に着陸できました。それにしても東京は想像以上の降雪でもはやどっちが北海道かわからんぞ(笑)。といってもこれで終わりではない。今回搭乗したのはB777-200で、行きのスカイマークB737と比べると、見るからに大型で座席数も多い。降りるのにかなり時間がかかりました。そして安い京急で品川に出るつもりが、どうやら線路凍結などで電車が詰まり気味との報を受け急遽モノレール空港快速で浜松町へ。モノレール自体初めて乗ったのですが、降雪時にだけ見られるレアな姿が見られました。

帰りはトリプルセブンでした

除雪用のブラシを付けて走る(たぶんかなりレア)

進まないひたち号

とても上野駅とは思えない光景

さて、上野21時ちょうど発の特急ひたち29号になんとか間に合ったものの、時刻を過ぎてもなかなか来ない。そしてやってくる電車たちは信じられないほど雪を被っていらっしゃる。ここは東京なのか、新千歳に戻ってきたのか。結局15分ほど遅れて到着したものの、前が詰まってるのか抑止表示。30分遅れて上野を出るもずっと低速走行を続け、ついに松戸駅運転停車。どうやら藤代~取手で踏切安全確認をやっているようで、場所が場所なので復旧に時間がかかっている様子。常磐線各駅停車に何本も抜かれる屈辱的な時間が過ぎていき、1時間くらい経ってようやく運転再開。最終的に2時間ほど遅れて到着したため、特急券は払い戻しに。寝台特急を除いて初めて電車内で日を跨ぐことになりましたとさ。

天気が良ければ日帰りもいいかも

思い立ったが吉日、とは言いますがよくまぁこんな無茶な日帰り旅行を直前に計画して決行したな、と後になって思いました。でも関東・北海道ともに荒れた天気でなければ日帰りさっぽろ雪まつりも悪くないです。そうつまり全部雪のせいだ。(JR SKI SKI)

さっぽろ雪まつりは見たいものを事前にある程度決めておけばそんなに時間はかからなかったので、あとは天候と混雑次第でしょうかね。ちなみに見てのとおり札幌はカラッカラに晴れていましたが、それでも雪が降る東京より寒かったです。今年は暖冬でしたがそれでも寒さ対策はしっかりしましょう。ところで札幌滞在時間は想定が4時間強だったのに対して実際には3時間弱という結果でした。目標は達成できたとはいえもう少し滞在したかったな。

こんな旅を真似する人がいるのかわかりませんが、北海道に行きたい!という衝動に駆られて本能のままに行きたい・行こうとしてる方の参考になれば幸いです。ちなみに私はまた年内に北海道に行く気がします。

事故廃車が決まったキハ40を車内から